ポップ(読み)ぽっぷ(英語表記)Lucia Popp

精選版 日本国語大辞典 「ポップ」の意味・読み・例文・類語

ポップ

〘名〙 (形動) (pop)
ポップス。また、ポップス風の、ポップス調の。
② 美術・ファッションなどで、軽くて都会的なさま。また、大衆向けで商業性のあるさま。「ポップなデザイン
③ (多く複合語の形で用いる) はじけること。飛び出ること。

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デジタル大辞泉 「ポップ」の意味・読み・例文・類語

ポップ(pop)

多く複合語の形で用い、はじけること、飛び出ること、の意を表す。「ポップアップ」
米国アップル社のiPhoneの操作方法の一。タッチスクリーンを指で強く押す動作のこと。iPhone 6sおよびiPhone 6s Plus3D Touchで初めて採用された。→ピーク2

ポップ(pop)

[名・形動]
大衆向きであるさま。また、時代に合ってしゃれているさま。「ポップなファッション」
ポップアートの。ポップアート風の。「ポップ感覚色彩」「ポップ映像
ポップス。また、ポップス調であるさま。「ポップ旋律

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポップ」の意味・わかりやすい解説

ポップ
ぽっぷ
Lucia Popp
(1939―1994)

オーストリアのソプラノ歌手。チェコスロバキアブラチスラバ(現スロバキア共和国首都)に生まれ、プラハなどで声楽を学ぶ。1963年にデビュー、モーツァルトオペラ、とくに『魔笛(まてき)』の夜の女王、『後宮からの逃走』のコンスタンツェなどで短期間のうちに名声を博した。ヨーロッパ各地の歌劇場や音楽祭で活躍、67年にはニューヨークでも成功を収めた。軽妙な声と表現、生き生きとした演技により、モーツァルト、R・シュトラウスなどのオペラを中心に活躍していた。80年(昭和55)ウィーン国立歌劇場日本公演に加わり初来日。

[美山良夫]

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知恵蔵 「ポップ」の解説

ポップ

ポピュラー(popular)の略で、1960年代に米英を中心に支持された前衛的な美術様式。ファッションではコントラストのはっきりした配色や合成繊維などを用いた現代的なスタイルを指し、「軽い」「気取らない」「ごちゃ混ぜ感覚の」などを意味する。近年、様々なサブカルチャーを背景に、常識に縛られていない日本のストリートファッションが「最もポップ」と評価されている。

(上間常正 朝日新聞記者 / 2007年)

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「ポップ」の解説

ポップ

コンピューターにおける基本的なデータ構造のひとつであるスタックにおいて、データをスタックから取り出すこと。最後に入れたデータが最初に取り出される。

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音楽用語ダス 「ポップ」の解説

ポップ

ポピュラーの略。流行歌やひろく親しまれている歌や音楽のこと。

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