ボウシュウボク(防臭木)(読み)ボウシュウボク(英語表記)Lippia citriodora; lemon verbena

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ボウシュウボク(防臭木)
ボウシュウボク
Lippia citriodora; lemon verbena

クマツヅラ科の落葉小高木。コウスイボク (香水木) ともいう。南アメリカのアンデス地方原産で,明治年間に日本に伝えられ,観賞用として庭園に植えられる。葉は輪生し,披針形全縁で下面に腺点があり,レモンのような香りがある。初秋の頃,白または淡紫の細小花を穂状につける。ヨーロッパでは葉を茶の代用とし,また食品の匂いつけに用いる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android