フェロマンガン(読み)ふぇろまんがん

デジタル大辞泉 「フェロマンガン」の意味・読み・例文・類語

フェロマンガン(ferromanganese)

マンガン主成分とする合金鉄鉄鋼製造の際に添加し、脱酸素脱硫などに用いられる。珪素を多く含むものはシリコンマンガンとよばれる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のフェロマンガンの言及

【フェロアロイ】より

…したがって,われわれの身のまわりにある鋼やステンレス鋼などはフェロアロイとはいわない。フェロアロイの中でも代表的な,多量に生産されているフェロマンガンFe‐Mn,フェロクロムFe‐CrおよびフェロシリコンFe‐Siの化学成分を銑鉄,鋼,ステンレスなどと比較して表1に示すが,鉄以外の成分が非常に多く含まれていることに特徴がある。 その用途は大きく二つに分けられる。…

【マンガン】より

…γは柔軟性があり,曲げや切断加工が容易である。
[製法]
 主要な鉄合金で,マンガンの用途のうちで最も使用量の多いフェロマンガン(フェロアロイ)は,鉱石と,屑鉄,コークス,石灰石とを電気炉で還元してつくられる。マンガン75~85%,鉄12~16%を含み,含有される炭素量によって,高炭素(C7.5%以下),中炭素(C2.0%以下),低炭素(C1.0%以下)に分類される。…

※「フェロマンガン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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