ヌーシャン(怒山)山脈(読み)ヌーシャンさんみゃく(英語表記)Nu shan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヌーシャン(怒山)山脈」の意味・わかりやすい解説

ヌーシャン(怒山)山脈
ヌーシャンさんみゃく
Nu shan

中国南西部,チベット (西蔵) 自治区からユンナン (雲南) 省にかけて延びる山脈。ホントワン (横断) 山脈の一部で,北半をターニエンターウェン (他念他翁) 山,南半をヌー (怒) 山またはピールオシュエ (碧羅雪) 山とも呼ぶ。東のランツァン (瀾滄) 江 (メコン川上流) と,西のヌー江 (タンルウィン川の上流) との分水嶺をなし,両側の谷に急傾斜で落込んでいる。北部には標高 6000m以上の万年雪をいただく山が多いが,南に向って低下する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android