セロ・ボリーバル鉄山(読み)せろぼりーばるてつざん(英語表記)Cerro Bolívar

日本大百科全書(ニッポニカ) 「セロ・ボリーバル鉄山」の意味・わかりやすい解説

セロ・ボリーバル鉄山
せろぼりーばるてつざん
Cerro Bolívar

ベネズエラ東部、ボリーバル州南部にある鉄山。鉱工業都市シウダー・ボリーバルの南方約100キロメートルに位置する。アメリカ合衆国のスペリオル湖型層状鉄鉱床で赤鉄鉱を産し、鉄分55%以上の確定鉱量はこの鉱山鉱区だけで2.2億トン、周辺部をあわせると21億トンに及ぶ。採鉱露天掘りで日産能力は剥土(はくど)3万4000トン、鉱石3万4000トンに及び、発破を行い、スクレーパーローダーショベルブルドーザーなどを使用している。

[房村信雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android