精選版 日本国語大辞典 「ゴシップ」の意味・読み・例文・類語

ゴシップ

〘名〙 (gossip)
雑談世間ばなし。よもやま話。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一〇「話柄は俗にいふ『ゴッシップ』に類していづれも益もなき贅口(むだぐち)に似たれど」
② (特に有名人の)個人的な事柄についての、興味本位のうわさ話。また、それを記事にしたもの。
東京の三十年(1917)〈田山花袋紅葉露伴「紅葉山人の結婚の噂が文壇のゴシップの中心となった」

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デジタル大辞泉 「ゴシップ」の意味・読み・例文・類語

ゴシップ(gossip)

個人的な事情についての、興味本位のうわさ話。「雑誌のゴシップ欄」
[類語]風聞風説風評風声ふうせい風の便り評判世評取り沙汰ざた下馬評巷説こうせつ浮説流説流言飛語醜聞流言飛語虚説空言俗言前評判デマ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のゴシップの言及

【噂】より

…だれか(何か)について話すこと,またその話それ自体(例えば〈故人のうわさをする〉)。しかも,その話の内容の真偽があいまいな場合には,〈流言〉や〈デマ(デマゴギー)〉と同義になるし,あいまいな話と単なる話という両方の意味を含んでいる点では〈ゴシップ〉に近い。例えば〈風のうわさに聞く〉という場合,だれかがだれかについての情報を口にするのを聞くとも解せるし,だれかについての真偽のあやふやな情報を耳にするという意味に解することもできる。…

※「ゴシップ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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