精選版 日本国語大辞典 「ウスペンスキー」の意味・読み・例文・類語
ウスペンスキー
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
ロシアの作家。貧しい官吏の子として生まれ,ペテルブルグ,モスクワ両大学をいずれも経済的理由で退学。いとこの作家ウスペンスキーNikolai V.Uspenskii(1837-89)の影響もあって,1862年に作家活動に入る。ゴーゴリ以来の自然派のリアリズムの伝統をひきつぎ,農村や都会の片隅に生きる下層民の悲惨な生活を描いた《村の出合い》(1865),《ラステリャーエワ街の風俗》(1866),《零落》(1869)などの作品を,当時の民主派の雑誌に発表し,高い評価を受ける。70-80年代には,N.K.ミハイロフスキーをはじめとするナロードニキ思想家たちと交わり,農奴解放後の民衆の生活の実態を調査すべく,多くの地方を遍歴,セルビア,ブルガリアにまで赴いた。それをもとに書かれた《百姓と百姓仕事》(1880),《土の力》(1882)には,資本主義の浸透によって落ちぶれていく農民の姿が,ありのままに描きだされており,農村文学の傑作とされている。
執筆者:渡辺 雅司
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…一般に特定の個人への直接的な呼びかけ,あるいは掛合いという形をとるので,即興性も重要な特徴をなしている。チャストゥーシカを独立した歌謡の形式としてはじめて認めたのは作家のG.ウスペンスキーであるが(1889),ロシア各地で本格的な収集と刊行がはじまるのは20世紀になってからである。ブロークやエセーニンをはじめとして,現代のソビエト詩人にいたるまで,この民謡の形式をかりて作品を創作している詩人は枚挙にいとまがない。…
※「ウスペンスキー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新