ふん
①
相手の話に軽く応じたり、ぞんざいに、
承諾の意を表わしたりする時に発する
ことば。うん。ふむ。
※
狂言記・
粟田口(1660)「ふん、こりゃ、ふるうはあらふが、むさいやつぢゃな」
② 人の話を嘲笑して鼻であしらう時に発することば。
ふん
〘接頭〙 (
動詞「ふむ(踏)」の
連用形「ふみ」の変化したもの) 動詞の上に付いて、その
動作を荒々しく行なう意を表わす。「
ふん縛(じば)る」「ふんだくる」「
ふん掴(づか)まえる」など。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「ふん」の意味・読み・例文・類語
ふん[感]
[感]
1 目下の者などに対し、軽く受け答えするときに、また、承諾の意をぞんざいに表すときに発する語。うん。「ふん、そう」
2 不満や軽視の気持ちを表すときに発する語。「ふん、ばかばかしい」
ふん[接頭]
[接頭]《動詞「ふ(踏)む」の連用形「ふみ」の音変化》動詞に付いて、その動作を荒々しく行う意を表す。「ふんじばる」「ふんだくる」「ふんづかまえる」
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