その手は桑名の焼き蛤(読み)そのてはくわなのやきはまぐり

ことわざを知る辞典 「その手は桑名の焼き蛤」の解説

その手は桑名の焼き蛤

そんな計略にはひっかからないの意の「その手は食わない」を、焼き蛤で有名な「桑名」にかけたしゃれ。

[使用例] だがね、その手は桑名の焼き蛤だ。なあ、お前が今し方あそこのお邸を抜けて来たてえこたあこちとら百も、承知なんだ[林不忘*つづれ烏羽玉|1930]

[解説] 桑名は、古くから東海道宿場町として知られ、付近の海で良質の蛤がとれることから、焼き蛤や時雨蛤名物となっていました。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android