ああ

精選版 日本国語大辞典 「ああ」の意味・読み・例文・類語

ああ

〘副〙
① あのように。あのとおりに。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)三「おっつけ子小児(ここども)でも出来てみな。ああはいかねへ」
② (「ああだ、ああさ」などの形で) あのよう。あのとおり。
※俳諧・誹讔三十棒(1771)「わし等がかけば、ああでは無いて」
[補注]「こう、そう、ああ、どう」など、いわゆるコソアド系指示語に属する副詞。「ああした、ああして、ああいう」などの形でよく用いられる。

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デジタル大辞泉 「ああ」の意味・読み・例文・類語

ああ

[副]
話し手と聞き手の双方が知っている他の場面をさしていう語。あのように。「ああ高くては手が出ない」「ああまで言わなくてもいいのに」
(「こう」と並べ用いて)口に出して言ったり、心の中で考えたりしている内容を漠然とさしていう語。「ああだこうだと文句ばかり言う」「ああでもない、こうでもないと思い悩む」
[類語]あんなあのようああいうあない

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普及版 字通 「ああ」の読み・字形・画数・意味

【嗟】ああ

感嘆し、またなげく声。嗟乎。嗟呼。〔漢書勝伝〕老の來(きた)り弔するり。哭すること甚だ哀(かな)し。にして曰く、嗟は香を以て自ら燒かれ、膏はを以て自ら銷(と)かす。(つひ)に天年を夭(えう)す。吾が徒に非ざるなりと。に趨(はし)りて出づ。

字通「嗟」の項目を見る

】ああ

あげまきの形、あげまき。元・馬祖常絶句、七首、四〕詩 江南の女兒、年十五 兩髻(りやうけい)として面光る

字通「」の項目を見る

戯】ああ

ああ。

字通「」の項目を見る

【嗚】ああ

ああ。

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