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この辞書の使い方


1 正書法

・1990年に署名された「ポルトガル語正書法協定」(Acordo Ortográfico da Língua Portuguesa)に基づく新正書法を採用した.

・ブラジルとポルトガルで綴りが異なる場合,ポルトガルの綴りを空見出しとした.例文中ではブラジルの綴りを用いた.

2 見出し語

・一般語,固有名詞,略語,主要不規則動詞の変化形などを収録し,アルファベット順に配列した.綴り字が同じ場合,小文字で始まる語を大文字で始まる語の前に配置した.

・見出し語数は約2万2千である.

・同一綴りの語で,語源の異なる語及び語源が同じでも語義が著しく異なる語は別見出しにたて,それぞれ右肩に番号をつけて区別した.

・見出し語が性によって語尾変化する場合は,その変化する部分を示した.

・同一見出し語内における品詞の転換は準見出し語として掲出した.その際,親見出し語と同じ形を取る場合はダッシュのみとし,綴り字は省略した.

・名詞と形容詞の複数形を[ ]の中に表示した.ただし,単に語尾にsをつけるだけの語と単複同形の語に複数形の表示はしていない.

3 発音

・ブラジルでの発音を見出し語の直後の//に入れ,国際音標文字で示した.ただしヨーロッパポルトガル語の見出し語に関してはポルトガルでの発音を示した.

・不規則動詞変化形には発音をつけず,略語についてはアルファベット読みでない場合に限って発音を表示した.

・重要語は発音をカナでも表記した.太字のカナはアクセントの位置を示している.

・女性形の発音はカンマの後に示した.

・同一語で複数の発音がある場合は(;)で示した.また省略可能の場合は( )を用いた.

5 品詞

品詞の表示は略語表に示す日本語の略語を用い,原則として発音欄の直後に示した.同一語で2つ以上の品詞がある場合はダッシュ(–)を持って区切りとしてあるが,形容詞と名詞あるいは名詞と形容詞で語義として意味が理解できる場合は品詞を併記した.

6 語義

・語義の配列順は,一般的な語義から特殊な語義とした.語義分類は121…,…の順位とし,一般的には…を用いた.

・星つきの見出し語の重要語義は太字で示した.

・語義の補足説明は( )で示し,語の置換には[ ]を用いた.

7 用例

用例は語義のあとに示した.

8 成句

成句はアルファベット順で並べた.諺などでは,必要に応じて(→)で直訳を示し,その直後に慣用的な表現を示した.

9 日本語・ポルトガル語小辞典

・ポルトガル語での基本的表現能力をつけることを目的として編集した.

・見出し語は約8000語である.

・原則として形容詞と名詞は男性単数形で,動詞は不定詞で示した.

・同義の句例は「;」で,同義の文例は「|」でそれぞれ区切った.


略語表

品詞ラベル

[名] 名詞

[男] 男性名詞

[女] 女性名詞

[複] 複数形

[男・複] 男性名詞複数形

[女・複] 女性名詞複数形

[代] 代名詞

[代] ⸨人称⸩ 人称代名詞

[代] ⸨指示⸩ 指示代名詞

[代] ⸨所有⸩ 所有代名詞

[代] ⸨不定⸩ 不定代名詞

[代] ⸨疑問⸩ 疑問代名詞

[代] ⸨関係⸩ 関係代名詞

[形] 形容詞

[形] ⸨不定⸩ 不定形容詞

[形] ⸨数⸩ 数形容詞

[形] ⸨疑問⸩ 疑問形容詞

[形] ⸨関係⸩ 関係形容詞

[他] 他動詞

[自] 自動詞

[再] 再帰動詞

[前] 前置詞

[接] 接続詞

[間] 間投詞

[活用] 動詞活用形

不変 名詞と形容詞において,男性形と女性形が同じで,かつ単数形と複数形が同じであることを示す

単複同形 単数形と複数形が同じであることを示す

位相に関するラベル

[話] 話し言葉

[俗] 俗語

[卑] 卑語

[ブ] ブラジル語法

[ポ] ポルトガル語法

[諺] 諺,格言などを示す

記号類

( ) 省略または追加可能な語句,訳語の補足説明,例示

(+) 動詞などと結びつく前置詞を示す

  文法ラベル,語義ラベル,語形ラベル,各品詞の用法の表示,外来語ラベル

[ ] 直前の語句と置き換え可能の部分

「 」 会話表現など

『 』 文学作品など

(→) 諺,成句の直訳,原義

  専門語ラベル

(←→) 反意語

(=) 類義語

[注] 簡単な注記

= 類義の用例,異綴りの同義語

| 日本語・ポルトガル語小辞典で同義の文例の区切り

-- 品詞の転換,会話文での話し手の変更を示す

⇒ 動詞活用形の不定詞形を示す

* 見出し語の左肩について,重要語を示す